大正１５年／昭和元年／１９２６年／創立１年

教祖４０年祭執行（１５日、２０日、２５日）。
１５日〜３０日まで年祭記録や、おぢばの模様を載せた『４０年祭時報』を発行。日刊で四六倍判、９ポイント活字使用、１５字詰×７段組、写真ナシ、４頁、部数は２万数千を印刷。

印刷所の落成披露を天理教館で真柱ご臨席のもとに挙行。
席上管長就任記念として青年会から、竣工したばかりの印刷所を、即日天理教教庁へ献納。

『道乃友』１月２０日号（通巻４５４号）から奥付は印刷所・天理教教庁印刷所、印刷人・辻豊彦となる。同時に明治３４年以来大阪船場大教会のひのきしんで行われていた発送事務を、道友社出版部で行う（まだ印刷は大阪市南区安堂寺橋通１丁目１番地浜田印刷所で、奥付のみ印刷所名変更で刷られていた）。

『道乃友』２月５日号（通巻４５５号）は４０年祭特集号。この号より作業のすべてを、本社（教庁印刷所）で行う。

従業員社宅（木造２階建８戸）３４６．５㎡２棟、療養舎１戸、寄宿舎（１４室）、食堂、風呂場等５９４㎡、倉庫（木造）スレート葺２階建２２１㎡完成。社宅・寄宿舎ができたので、仮寓先から従業員が入居。尚この建物は昭和４２年１２月３１日の出火焼失まで使用。

初代印刷所長に土佐敏一（教庁教学部第１課長）就任。

地元の大和毎日新聞に「日之寄進で職工が働く天理教印刷所、職工の未熟で毎月四千円の欠損続き」と書かれる。