昭和2年

1927年/創立2年

所長 土佐敏一 
主任 辻 豊彦
『おさしづ』印刷始め

全従業員数48名

1.5

『道乃友』1月5日号に「印刷所第2年を迎えて」と題し、辻豊彦主任が赤字経済の実情を訴える。

4.16

天理青年訓練所(天理高校二部の前身)の生徒を徒弟として採用。真柱は「洗心会」とご命名、寄宿舎は「洗心寮」と名付け徒弟夜学規定を作る。

5.9

印刷所開設に伴う新鋭機械導入で、教外から募集した従業員の中、勤労成績不良の19名を解雇。残った従業員は48名。

10

『おふでさき』著作権登録済、内務省から通知。

6.15

『おさしづ』著作権登録済。

30

教義及史料集成部定例会議が真柱邸で開かれ、おふでさき解釈草案につき練り合い、『おふでさき』、『おさしづ』の公刊準備に全力が注がれる。

11.27

『おさしづ』が公刊され、巻1(明治20年)巻2(明治21年)史料集成部へ納品。以後昭和6年6月26日まで全33巻納本完了。

12.20

『道乃友』12月20日号は通巻500号記念号。

30

12月30日から1月4日を年末年始休暇と決定。

この年

ハッピの文字を統一。背文字を「天理教」、襟に「教会名」(従来は背中に教会名が大きく書かれていた)。

その他の動き

教内の動き

1月諒闇中につき「おせち」中止。春季大祭の献灯も各直属教会の1張ずつとする。
2.7ご大葬日につき、朝夕のおつとめをの鳴物をやめ教務一切を休止、一般教会も遥拝式。
9.26各府県毎に教務支庁設置。
11.3米国発の教会、サンフランシスコ教会設立。
27海外伝道に関する諭達第3号公布。
28本部神殿でおたすけの取次ぎ開始。

国内の動き

2.7大正天皇大葬。
4.22金融恐慌で全国の銀行2日間一斉休業。
5.28政府が山東出兵を声明。
第1回全日本オープン、程ヶ谷ゴルフ場で開催。
7.10岩波文庫刊行開始(星1つ20銭)。

海外の動き

3.24国民革命軍南京占領。南京事件起こる。
4.12蒋介石反共クーデター。
4.18南京に国民党政府樹立。
5.20リンドバーグが大西洋横断飛行に成功。