より強力な文書伝道機関を作るため、道友社と教庁印刷所の各機能を合併して、株式会社天理時報社設立を決定。
株式募集を始める、資本金は１０万円。

所友会は委員会の協議で昨年結成の産業報国会に合併。

宗教団体法が実施される。
『みちとも』４月１日号（通巻第７４４号）に宗教団体法全文と教典衍義を掲載、特集号発行（Ｂ５判２０８頁）。

株式会社天理時報社創設。定款を作成。
発起人・深谷徳郎、中山慶太郎、紺谷金彦、後藤総一郎、岡島善次、松井忠義、関粂治の７名によって登記。

道友社創立５０年式典を天理教校講堂で、真柱ご臨席のもとに挙行。参列者６００余名。

「株式会社天理時報社」創立。第１回株主総会を道友社編輯部で開会。社長・岡島善次、専務取締役・松井忠義、取締役・中山慶太郎、堀越儀郎、紺谷金彦、関粂治、監査役・上原義彦、深谷徳郎、後藤総一郎と可決決定。

株式会社天理時報社は、本社を教庁印刷所（奈良県山辺郡丹波市町川原城３０７番地の１）内に置き、その機構は次の６部。
　編輯部＝天理時報の編輯を行う。
　出版部＝出版物の編輯・出版・販売・発送及広告。
　写真部＝一般記録写真・営業写真・映画の撮影。
　事業部＝講演会・映画会・営業出版及び事業企画に関し、本社の対内外の事業一切を行う。
　印刷部＝本社出版物の印刷はもとより、一般の印刷を高速輪転機・平台印刷機など完備した印刷機を以て印刷製本する。その他写真製版・凸版製版など本社の印刷営業方面を担当するものである。
　会計部＝各部の収入・支出を管理する。
編輯部は青年会から本社２階に、事業部は出版部内に移転。
印刷部の各係長は次の通り。
写真科・二見勝正、鋳造科・大貫亀吉、製本科・小坂谷外
印刷科・山岡善三郎、輪転科・池田治郎、鉛版科・前川清治
文選科・山浦新一、差替科・島田喜次、植字科・沢谷二郎

道友社は、教庁機関として存置されることになり、教会本部辞令により岡島善次、松井忠義、生駒藤雄、岩井孝一郎、福原登喜、上田理太郎の６名は、教義及史科集成部に就任。

天理時報５月１２日付（第５１２号）から、発行所は奈良県丹波市町川原城３０７番地、天理時報社と変更。

産業報国会第１回総会及び修養会を、午後４時から天理図書館講堂において開催。岡島社長、松井専務、来賓として県警察部福西労務課長、木村丹波市署長がそれぞれ講演・挨拶され午後６時終了。この後映画会が行われ、「ニュース」「三人の斥候兵」「父は九段の桜花」が上映され、午後８時解散。

『みちとも』７月１日号（通巻第７４７号）から編輯は道友社で行い、発行は天理時報社となる。

松田元次印刷部長は上海伝道庁書記に転任、後任に上野清治を登用。

『みちとも』『天理時報』以外の教内の雑誌・新聞は、用紙節約のためすべて廃刊。

天理教一宇会が、教師会、婦人会、青年会を統合して設立。
天理時報社として初の社友大会を橿原建国会館で開催。２１０名の参加社友は文書報国を誓う。

写真部では本教紹介写真（４ツ切大１００枚１組）を、横浜市を皮切りに希望教区へ巡回。

写真部発行の写真ニュースは、用紙節約の趣旨に添って第５０号をもって自発的に廃刊（昭和１１年以来、毎月１回２枚以上発刊、タブロイド判）。