― 教えを伝える使命と共に、次の100年へ ―

2025年10月7日、陽気ホールにて「天理時報社創立100周年記念式典」を開催しました。
当日は中山大亮様ご臨席のもと、並河 健・天理市長をはじめ、教内関係者、取引企業関係者、社員など総勢223名が出席し、盛大に執り行われました。


前川社長あいさつ

前川誠司社長は、創業からの歩みを振り返りながら、次のように語りました。

天理時報社は、大正14年に教祖40年祭を目前に控えた時期、二代真柱様を中心に天理教青年会の発議によって設立された「天理教教庁印刷所」を母体として創立された。創設当初から「教えを文字として伝える」使命を受け継ぎ、戦後は一般印刷にも事業を広げ、社会の要望に応えてきた。昭和53年には現在の社屋に移転し、印刷技術と品質を高めながら信頼を築いてきた。

一方で、近年はメディアの多様化により紙媒体の需要が減少しているが、その価値は決して失われていないとし、創立100周年を機に原点に立ち返り、文書伝道の使命を改めて大切にしていく決意を述べた。

また、IT技術を活用する「ネクストクリエーションセクター」の活動を通じ、デジタルメディアにも対応できる体制を強化し、今後10年、20年、さらには100年先を見据えた発展を目指すと表明。さらに、東横イン天理駅前店についても、地域の活性化に貢献できる事業として継続していく意向を示した。

最後に、これまで支えてきた諸先輩方や関係者への感謝を述べ、今後も変わらぬ支援とご指導をお願いして挨拶を締めくくった。


式典の様子

会場では、真柱様のメッセージを中山大亮様が代読され、天理時報社が果たしてきた「教えを文字にして伝える」という尊い使命の重みを改めて胸に刻むひとときとなりました。
また、並河市長および株式会社モトヤ代表取締役社長・古門慶造氏より祝辞を頂戴し、これまでの歩みと次代への期待が温かい言葉で寄せられました。


100年の歩みとこれから

また、天理時報社の歴史を振り返る記念ビデオの上映と、100年の歩みを紹介するパネル展示が行われました。
創立当初の「教庁印刷所」から始まり、戦後の発展、そして今日に至るまでの軌跡を多くの来場者が熱心にご覧になり、節目の重みを共に感じる時間となりました。


結びに

創立100周年を迎えた天理時報社は、これからも「教えの本質を誤らずに伝える」という使命を胸に、印刷とデジタルの力で新たな価値を創造し続けます。
次の100年に向けて、社員一同「一手一つ」の思いで歩んでまいります。


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